Civita di Bagno Regio「天空の町」といわれる不思議な場所

天空の城ラピュタの様な町がある！と言う噂を聞いて、訪れる方も多いと思いますが、この町は、見た人にしか分からない！！　本当に、貴重な、奇妙な、不思議な町なのです。。。

この写真のように、この小さな町は、吊り橋の様な道路を渡って到着することのできる、大変不便な立地条件にあります。。。。 なんで、こんな、不便な場所によくこんな古い街を作ったものだ。。。。と感心される方も多いことでしょう。

しかし！！この町は、もともとは、こんな地形では無かったのです・・・ その手前のcivitaと言う町と続いていた細長い街（村）だったそうですが、ここの大変、弱い地層構成のせいで、段々と地盤沈下が進んでいき、civitaの町と、この　bagnoregioの町との間の地層が沈んでしまい、今は、この小さな部分だけが残っているという歴史があります。。。

イタリア語では、「citta che muore」死にゆく町と名がつけられているのは、今でもここは、地盤沈下が進んでいるために、各町のあちらこちらでは、壁がひびが入り、亀裂が進み、このままでは、いずれは、本当に、なくなってしまうと言われている町なのです！！

まずは、この町に進むには、この長いつり橋の様な（しかし、きちんとアスファルトで作られているので、安定感があって揺れはしないので、安全ですのでご安心くださいませ。)
道を登って上って、やっと、町の入口に到着できるのです！

しかし、風に強い日は、谷間風が吹き抜ける場所なので、策も低く、まるで、体が飛ばされてしまうような、スリル満点な感覚を実体験できます！

こちらの写真は、冬に、朝焼けと共に霧が集まり、まるで、天空の町のように見える素敵な瞬間です！

幻想的ですね。。。。

こちらが、この一本道のきつい登坂を登りきったところにある、重厚な中世の城壁です。

このチビタディバーニョレージョの入口にやっとたどり着いた！と言う達成感が募ります。

この小さな町の中心は、たった10分でぐるっと回れてしまうほどの小さなサイズで、とても可愛らしい街です。

お洒落なお土産物屋さんが並び、美味しいレストランもいくつかあり、最近の観光客ブームで、過疎化していた町が、活気を浴びてきたのが感じられる町並みです。

しかし、この町の端っこの方に行くと、本当に、この地盤沈下で、町の壁、家の壁が、ひび割れて、今にも、崩れてきそうな様子も垣間見ることができます。

石造りの壁や階段に色とりどりのお花を飾って、お洒落な街角も、絵になりますね。

この町に唯一存在する教会は、chiesa di san donatoと呼ばれ、聖人ドナートに捧げられた教会は、この町の一番大きい広場となっており、この内部にもミサの時間以外は、入場可能です。

この辺りは、黒トリュフが取れるところとしても知られているので、是非、この削りたての黒トリュフのパスタをお勧めいたします！

目の前で削ってくれる豪快な一品ですよ！