宗教芸術を追う!フレスコ画「最後の晩餐」の美術の変遷
キリスト教を知らなければイタリア美術は分からない!!コース
フィレンツェの美術の特徴の一つフレスコ画「最後の晩餐」を時代毎に鑑賞
「最後の晩餐」というと、ミラノのレオナルドダヴィンチ作品が世界的にも有名ですが、実は、イタリアの教会には沢山存在する古くからの伝統的な装飾なのです。
勿論ここフィレンツェにも沢山の「フレスコ画」最後の晩餐が存在する中で、同じテーマをご覧いただくことによって、どのように、このフィレンツェの町で美術の革命が起こったのかを、感じ取ることができるのではないかと思い、こんな素敵なコースをご提案させて頂きます!
どの「最後の晩餐」も、共通点は、「修道院の食堂」に描かれている事。。。。ですから、このフレスコ画を見る事によって、フィレンツェの古い修道院の様子もご覧いただく事ができる一石二鳥コースです!
行程詳細(順序はホテルや、スタートの位置関係で前後する事がございます)
観光スポット1:1300年代のサンタクローチェ教会の最後の晩餐「taddeo gaddi]作品
ルネッサンスの始まる一歩手前ゴシック時代の古いフレスコ画に描かれた最後の晩餐が、ここフィレンツェの東側のサンタクローチェ教会修道院跡に残っています。 写真の様に、全体が最後の晩餐ではなく、上部の方に、「生命の樹」が描かれ、下の方に、小さく最後の晩餐が登場するという場面構成です。近年修復された為に、美しい繊細な絵の具の色彩が蘇ってきています!
ルネッサンスの始まる一歩手前ゴシック時代の古いフレスコ画に描かれた最後の晩餐が、ここフィレンツェの東側のサンタクローチェ教会修道院跡に残っています。 写真の様に、全体が最後の晩餐ではなく、上部の方に、「生命の樹」が描かれ、下の方に、小さく最後の晩餐が登場するという場面構成です。近年修復された為に、美しい繊細な絵の具の色彩が蘇ってきています!
観光スポット2:1400年代初期のsant 'appolonia教会のフレスコ画「最後の晩餐」:andrea del castagno作
1400年代は、すでにルネッサンス初期の時代。この最後の晩餐には、ゴシック時代の平面的な空間の表現から、幾何学と数学を用いて表現する透視遠近画法の登場を裏付ける画法となっているのが分かります!
また、細部の表現も、とてもリアルな、12使徒一人一人の表情にも、個性と瞬間の表情を表わす物に変化しているのが分かります!
特にフレスコ画の持つ絵の具の壁と一体化した発色の感じは、実際に真近で鑑賞すると、その素晴らしさが実感できるものです。
1400年代は、すでにルネッサンス初期の時代。この最後の晩餐には、ゴシック時代の平面的な空間の表現から、幾何学と数学を用いて表現する透視遠近画法の登場を裏付ける画法となっているのが分かります!
また、細部の表現も、とてもリアルな、12使徒一人一人の表情にも、個性と瞬間の表情を表わす物に変化しているのが分かります!
特にフレスコ画の持つ絵の具の壁と一体化した発色の感じは、実際に真近で鑑賞すると、その素晴らしさが実感できるものです。
観光スポット3:1400年代中期のサンマルコ修道院の最後の晩餐:domenico ghirlandaio作
サンマルコ修道院を訪れるのは、修道士フラ アンジェリコの受胎告知という有名なフレスコ画を見にやってくる観光客がほとんどです。この国立美術館となっている建物には、フレスコ画の美術館と言っても過言ではない程、ルネッサンス時期の重要な芸術家が残していった名作が見学することができます。 出口の近く「ミュージアムショップ」がある部屋に存在するのが、このギルランダイオ作フレスコ画最後の晩餐です!彼の最後の晩餐は、フィレンツェ旧市街とトスカーナ近郊に合計3つあることで知られています。
サンマルコ修道院を訪れるのは、修道士フラ アンジェリコの受胎告知という有名なフレスコ画を見にやってくる観光客がほとんどです。この国立美術館となっている建物には、フレスコ画の美術館と言っても過言ではない程、ルネッサンス時期の重要な芸術家が残していった名作が見学することができます。 出口の近く「ミュージアムショップ」がある部屋に存在するのが、このギルランダイオ作フレスコ画最後の晩餐です!彼の最後の晩餐は、フィレンツェ旧市街とトスカーナ近郊に合計3つあることで知られています。
観光スポット4:1500年代 サンマルコ修道院のもう一つのフレスコ画「聖ドメニコの晩餐の奇跡」:Giovanni Antonio Sogliani作
上記でご案内した、フィレンツェの人気穴場美術館であるサンマルコ修道院のフレスコ画には、もう一つ珍しいテーマである「聖ドメニコの晩餐の奇跡」というのが存在します。今まで見てきた最後の晩餐とは違い、この修道院会「ドメニコ会派」の創始者である、聖ドメニコの起こした奇跡を描いている物です。テーマは違いますが、晩餐という場面設定に於いては同じなので、今までご覧頂いてきた晩餐の様子と、また一歩違う新たな絵画の新革命がここに現れてきます!
上記でご案内した、フィレンツェの人気穴場美術館であるサンマルコ修道院のフレスコ画には、もう一つ珍しいテーマである「聖ドメニコの晩餐の奇跡」というのが存在します。今まで見てきた最後の晩餐とは違い、この修道院会「ドメニコ会派」の創始者である、聖ドメニコの起こした奇跡を描いている物です。テーマは違いますが、晩餐という場面設定に於いては同じなので、今までご覧頂いてきた晩餐の様子と、また一歩違う新たな絵画の新革命がここに現れてきます!
宗教画の中に見るシンボル化された物事の意味
大きな修道院の食堂の壁一面に描かれるフレスコ画「最後の晩餐」ですが、実際にその前に立って鑑賞していただくと、あまりに大きすぎて、そのスケールに圧倒されて、詳細部まではなかなか目が行かないものです。しかし、良く目を凝らして、細部までご覧ください!一つ一つの物事の中にはシンボル化された宗教画の意味が隠れている事が殆どなのです!糸杉や、さくらんぼ、猫やクジャク等なんとなく適当に書いているのではありません! その秘密は、実際にご覧頂いてからじっくりさせて頂きます! お楽しみに!
大きな修道院の食堂の壁一面に描かれるフレスコ画「最後の晩餐」ですが、実際にその前に立って鑑賞していただくと、あまりに大きすぎて、そのスケールに圧倒されて、詳細部まではなかなか目が行かないものです。しかし、良く目を凝らして、細部までご覧ください!一つ一つの物事の中にはシンボル化された宗教画の意味が隠れている事が殆どなのです!糸杉や、さくらんぼ、猫やクジャク等なんとなく適当に書いているのではありません! その秘密は、実際にご覧頂いてからじっくりさせて頂きます! お楽しみに!
Ranking 1位
やっぱり美術鑑賞コース
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ほっと一息トスカーナ州
Ranking 3位