フィレンツェの下町と言われるアルノ川左岸地区へ!
職人の街と言われるフィレンツェの本当の姿がここにあり
ピッティ宮殿や、ボボリ庭園という観光スポットと、職人工房が軒を並べるフィレンツェの下町をご紹介します。
ピッティ宮殿
ピッティ宮殿は、メディチ家やロレーヌ家、サヴォイア家が住居とした歴史ある建物
大銀行家ルーカ・ピッティの住居だった宮殿をメディチ家が16世紀に購入し、
拡張していった大きな宮殿。この中には、今現在、5つの美術館が入っています。
絵画中心のパラティーナ美術館、近代絵画美術館、銀食器美術館、陶器博物館、衣装博物館等。
そして、宮殿の後ろには広大なるボボリ庭園が広がり、喧騒的な中心街からくる
旅行客を豊かな緑でリラックスさせてくれる場所です。
後期ルネッサンス絵画を鑑賞するならこのパラティーナ美術館へ!
1620年前後、メディチ家のコジモ2世はピッティ宮殿が有する膨大なコレクションの土台を築き、
その後代々のメディチ家の大公やロレーナ家が美術館を充実させ、
1828年ロレーナ家のレオポルド1世が、パラティーナ美術館または
宮殿美術館Galleria del Palazzoと称して一般公開するに至る。
絵画館には各大公・王家によって購入された絵画や彫刻のほか、
遺産相続によって加えられたものも含まれる。
たとえば17世紀末、メディチ家のフェルディナンド2世の妻であった
ウルビーノ公家最後の公爵婦人、ヴィットリア・デッラ・ローヴェレの死後
受け継がれてフィレンツェに運ばれた、ラファエロやティツィアーノの作品などがその例である。
パラティーナ絵画館はかつてメディチ家の住居であった部屋々々によって構成され、
作品は当初の配置が保たれている:順序は年代別でも様式別でもなく、
大方無秩序に大きさにあわせて並べられている
─たとえば、大きい絵や祭壇画は宮殿正面側の大きな部屋に集められ、
展示されている─、あるいはメディチ家やロレーナ家の希望に沿った順序になっている。
その希望とは美術史の展望という観点ではなく、広範囲にわたるコレクションの傑作の数々を
誇示するというものである。
中心街の喧騒から少し緑豊かなボボリ庭園でリラックス!
中庭を含む壮大な眺めのこの庭園は、ジャンフランコ・スズィーニの繊細な作品、
アンティチョークの噴水に始まり、それから6つのグループに整然と分けられた、
観客席のある巨大な野外劇場があります。
野外の観劇等のための1600年代の建築です。
庭園装飾の建築的作品の中で、長く、堂々たる「糸杉の並木道」の奥に造られた
イソロット広場の噴水は、建築物として、また、風景観点からしても素晴らしいものです。
これは、ジャンボローニャが事前にデザイン、彫刻した、水の動きが楽しい
オケアーノスの噴水を引き立たせる様、建築家アルフォンゾ・パリジ・イル・ジョヴァネが
1618年に素晴らしく完成させたものです。
ボボリ庭園を行きながら、1700年代後半の巨大な建築装飾的に植えられた
木々の為の温室である、素晴らしいレモンのハウスを是非訪ねてみましょう
フィレンツェの下町と職人工房
サンフレディアーノ地区やサントスピリト地区は職人工房が並ぶ
アルノ川左岸地区は、まだ、フィレンツェの下町と言われ、平日は職人さん達が、
工房で伝統工芸を受け継いでいる職人芸を見せてくれる機会があります。(もちろん要予約)
最近は、職人の高齢化が進み、工房閉めてしまう場合が多い中、
現存している職人芸を見る事は貴重な事でもあります。
フィレンツェ観光ガイド 片庭みめ がボボリ庭園を動画でご紹介!
Ranking 1位
やっぱり美術鑑賞コース
Ranking 2位
ほっと一息トスカーナ州
Ranking 3位
ショッピング&体験・見学