I Mosaici di Lastrucci :フィレンツェ風モザイク(大理石加工)
公開日:
:
最終更新日:2017/05/25
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メディチ家の考えたフィレンツェ伝統工芸「フィレンツェ風貴石モザイク」の工房
1500年代にメディチ家フェルディナンド1世によって考案された歴史ある伝統工芸「フィレンツェ風貴石モザイク」commesso fiorentino(コンメッソフィオレンティーノ)は天然の石のみを利用した職人技で作られる美術作品です!
ショップ情報
住所 :via dei Macci n°9 Firenze
Tel.055 241653
ショップサイト:http://www.imosaicidilastrucci.it/
(上写真:伝統的なフィレンツェの工房の様子を見学できます)
お店のご紹介
工房の跡取り息子であるlastrucci jacopo氏(ラストゥルッチ ヤコポ氏)が、
デザインに合わせて昔ならではのハンドカッティングで硬い天然石を細かく正確に切っていく作業をしています。
真剣な眼差しと、間違えてはいけないという緊迫感が漂います。
彼らマエストロが言うには「機械ではまだこんなに正確に石を切ることはできない」と。。。
機械化されている現代の社会には、考えられない程の、人間らしい職人技は、代々受け継がれている貴重な技術なのです。
工房に重ねられている天然の石達は、世界各国から集まってくる貴重な石ばかり。
つまり、一切絵の具や塗料を使わない自然の天然石を使った色のみを使用しています。
出来上がったフィレンツェ風モザイク=commesso fiorentinoの一例は、輝くほどの美しい発色を持ち、
色あせる事のない「永遠の絵画」とメディチ家が呼んだ装飾となります。
工房の過程:
まずは、デザインとなる写真やスケッチ等の資料を紙に書いていき、
それを色に合わせてパズルのように区分けしていきます。
デザインを切り分けたら、その部分の色を探して天然石を探していかなくてはいけません。
全く色を使わずに、物事の陰影等を含めて天然石の持つ自然の色合いを見つけていくのは
石を知り尽くした職人の経験から成り立つもの。
ここでは世界からくる石:ラピスラズリ(ロシア、アフガニスタン産)、マラキーテ(ロシア産)から、
トスカーナ地方のキャンティや、アルノ川沿いで採れる身近な地元の石までを豊富に用意しています。 。
デザインに合わせて、石が見つかったら、それを大きさに合わせてカットしていって、
このように合わせていくと形が出来上がってくるのです!
石の破片一つ一つは天然の糊で固定されていきます!
これも16世紀から受け継げられている伝統的な方法をこの工房では頑固に守っています。
この写真の様に、裏を返した様子です。裏はごちゃごちゃと固定板の役目をする黒い石の棒で止められていますが、
この接着剤となるのは、化学のものではなく、天然の糊(樹液と蜜蝋とウサギの油を混ぜたもの)を使用しているのも秘訣です。
工房にあちこち積み重なっている天然の石の美しさ
石は、実際に職人さん達が、時々外に出かけて自分達で収集してくる事があるそうです。
フィレンツェ特にトスカーナ地方はこういった石材、大理石が豊富に取れる事で知られ、アルノ川沿いや、キャンティ地方、山奥まで彼らは石の専門家といっても過言ではありません!
マエストロ ヤコポの傑作品をお見せします!
こちらがマエストロヤコポの最近完成したばかりの傑作品である、
「システィーナ礼拝堂」のミケランジェロが描いたフレスコ画の天井がから抜粋したsibillaシビッラという女性の姿
を題材とした大作です。 これぐらいのレベルに到達するのには、相当の経験とスキルが必要になってきます!
これはこの工房の家宝といわれるアンティーク宝物入れです。!
フィレンツェの国立美術館である、ウッフィツィ美術館特にピッティ宮殿の中のパラティーナ美術館に行くと、
よくこのような宝物入れの様な家具が展示されています。
大きいものになると「stipo]と呼ばれ、メディチ家はこれを大公と大公妃、子供達にも一人一人作らせて持っていたという伝統的な小物入れなのです。
ですから、この写真のものも美術館に入っていいレベルの貴重なお宝です!
メディチ家が、自分達の礼拝堂を「色褪せない装飾」=永遠の命というテーマを元に考え出した芸術品です。
気になるお値段ですが、勿論安い物ではありません。。。
芸術品として、そして、世界にたった一つしかないアートとしての価値がある物です。
やはりここの顧客は世界のセレブが特注でオーダーするほどの技術の高さでも知られております。。
貴方の家宝となる一枚がきっと見つかります!
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