trattoria antellesi (トラットリア アンテッレージ) | フィレンツェプライベートガイド

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trattoria antellesi (トラットリア アンテッレージ)

フィレンツェ中央駅から、国立美術館であるメディチ家の礼拝堂に向かって徒歩5分というベストな立地条件にありながら、昔ながらの伝統料理を今でも受け継ぐ小さなトラットリア。

特にこのお店のある通りvia faenza(ファエンツァ通り)は、沢山のレストラン、トラットリアが

存在する競合地域でもあります。

シーズンは、このテラス席は一杯ですが、ファエンツァ通りはほぼ歩行者天国ですので、

あまり車が通る事がなく、外で食べる主義の方には持って来いの場所です。

また家族経営のこのお店のアットホームな雰囲気も人気の一つ。
いつもそんなにこんでいないというのも、利点ですね。

レストラン店内の様子

とても狭い店内ですが、アットホームな雰囲気です!

 

レストラン詳細

レストラン名 trattoria antellesi (トラットリア アンテッレージ)
住所 Via faenza 9r 50123
行き方 フィレンツェ中央駅(サンタマリアノヴェッラ駅から、中央市場に向かって歩いていくと、国立美術館であるメディチ家の礼拝堂という八角形の建物が見えてきます。その横に喫茶店がある細道ガファエンツァ通りで、入ってすぐ左に見えてくるのがこのトラットリアです。
電話番号 055-216-990
営業時間 12:00-15:00、
19:30-23:00
定休日 なし
予算 ランチお一人25ユーロから、夕食お一人35-45ユーロ前後
サイト なし

お店の雰囲気とお薦め料理

細いファエンツ通りに面したtrattoriaAntellesiトラットリア アンテッレージのテラス席と入り口です。

シーズン時はテラス席は人気なので沢山の食事客で賑わいます。

店内の様子です。

入口付近のスぺ-スはこじんまりとしていて、まるで個人のお宅に招かれたような

アットホームな雰囲気です。

店内に並ぶウッド調の重厚な家具もトスカーナの伝統的な農家をイメージした様な感じです。

でも奥の方には、もう少しキャパのあるスペースもありますが、

少人数で行けば、こちらの手前のスペースのほうが居心地がよくてお薦めです!

お料理が登場しました!

まずはフィレンツェの伝統的な家庭料理ribollita リボッリータです!

イタリア語で、ribollitaとは、再び煮るという意味があります。

トスカーナの伝統的なパンは、とても固くお塩が入っていないパサパサした特徴的な味がします。

そんなぱんですから、ニ、三日すると、石のように硬くなり、食べられなくなってしまいます。

それをただ単に捨てるのは勿体無いという主婦の知恵から生まれたのが、

このリボッリータというお料理なのです!

いわば日本で言う「おじや!」のフィレンツェバージョンといってもいいでしょう!

割とここフィレンツェでは、家庭の主婦の味と言われ伝統的なトラットリアには必ず置いてあるお料理です。

良く日本語のガイドブックには、「野菜のパン粥」と訳が書いてある通り、

スープではなくドロドロとした固形に近い味ですが、野菜が多く入っていて、

少しパスタ料理に胃がつかれた方には、お腹に優しいお料理です!

リボッリータの中のお野菜には、トスカーナの代表するものが入っています。

例えば、cavoli neri カーヴォリ ネーリ=黒キャベツと訳す事ができる野沢菜に似たお野菜や、

fagioli ファジョーリ=白いお豆、その他人参等、が入っているので、

旅行中お野菜不足の方にはもってこいの栄養満点のお料理です!

こちらは、一皿目で出てきたtagliatelle ai funghi キノコのタッリャテッレです。

割とさっぱり目の味付けですが、キノコの風味が感じられるように、トマトソースではなく、

トマトの角切りが入っていて、prezzemolo 西洋パセリもサッパリ感を与えてくれます!

ご覧の通り、お皿もトスカーナらしいカラフルな陶器皿で、目も楽しませてくれます。

こちらは、第二の皿(メインの皿)で注文したpeposo dell’impruneta ペポーゾ デル インプルネータ

牛肉を使った煮込み料理ですがとっても胡椒が効いているのが特徴的なフィレンツェの伝統料理の一つ。

何故こんなにもペッパーがきつく効いているのか??といいますと・・・・

1400年代にフィレンツェの大聖堂ドゥオーモのクーポラ(丸天井)建設途中真っただ中の時代。。。

このクーポラを作るのに、impruneta インプルネータというフィレンツエ近郊の煉瓦職人の街から、

上質のレンガを運んできていました。

煉瓦職人さん達は、れんがを焼く窯の中に、お弁当用にこの牛肉の胡椒煮込み(胡椒は保存のため)

を一緒に入れて窯の中で煉瓦と一緒に煮込んでから、フィレンツェまでレンガを運び、

昼食にこのお料理を食べていたという、大変古い歴史のある一品なのです!

ただ、ここの、ペポーゾは、他と比べるとそんなに辛いという程胡椒が効いていないので、

割とマイルドな味で、食べやすくなっています。トスカーナの味気のないパンと一緒に食べると相性抜群です!

 

やはり、メイン料理 secondo piattoとしてオーダーした 

trippa alla fiorentina トリッパ アッラ フィオレンティーナ=牛の胃袋のトマトガーリック煮込みです!

フィレンツェは割とモツ系お料理が存在しますが、中でもオーソドックスなのが、こちらです。

モツの嫌いな方も、是非試してみていただきたい一品です。

トマトとガーリックで煮込んであるので全然モツの持つ臭みがなく、大変やわらかいので、食べやすい一品です。

ここ、アンテッレージのトリッパは、割とガーリックが抑えられていて、トマトの味が中心なので、一瞬トマトのミネストローネの様な見かけです。でもしっかり食べるとトリッパが出てきて、こちらもパンと一緒に食べるお料理です。

彼女がお店の経営者であるrosa(ローザ)さんで、彼女のご主人であるフランコさんと一緒に昔ながらの家族経営のこじんまりとしたトラットリアなのです。 ですから、店員の数も限られているので満員の時はサービスが少し遅くなる時もありますが、そこは家族経営という事で目をつぶってあげてください! また左の写真は、このトラットリアの名刺です。

美味しいお料理をたくさん食べた後、お店の前で

フィレンツェ観光ガイドサービス代表片庭みめ



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