イタリアの「恐怖の病院」事情: 一度入ったら、2度と出てこれない!?
Buon Giorno!
ボンジョルノ!
おはようございます!
フィレンツェ観光ガイドサービス&
ブライダルフローレンス(海外挙式プランナー)
代表 片庭未芽(カタニワミメ)です。
今日も開封していただき、誠に有難うございます。
大寒の厳しい寒さが身にしみる季節となりました。
皆様はいかがおすごしでしょうか。
新年のご挨拶が遅れまして、大変申し訳ありません。
今年2017年もどうぞよろしくお願い申し上げます!
イタリアでも,今年は平年よりも寒さが厳しく、
南イタリアの方では、大雪が降ったりして
新年早々学校が閉鎖されたりしました。
インフルエンザも猛威を奮っております。。
そんな時には、イタリア人は、もちろん、
お医者さんのところに行きます。
例えば、今具合が悪くて、熱があったら、
近くのお医者様に行きますよね?
イタリアだと。。。。
ホームドクターのアポイントを取って、
もし、当日予約が取れない時は、
「3日後に来てください」
と言われる場合もあるのです。。。!
(もう3日後には、治ってる場合もありますよね?)
日本と違って、イタリアの病院のシステムが
かなり違うので、
今日はイタリアの病院のお話を
トピックにしたいと思います!
イタリア人は基本的に
「ホームドクター」= Medico Curante
と言うのが、国民一人に付き一人の担当医が
決められます。
ホームドクターはASL(Agienda Sanitaia
Locale)という国の公共機関で管理されていて、
日本でいう「国民健康保険」システムになっているのですが。。。。
日本と違うのは、「国民健康保険料金」
は「基本的に無料」なのです!
カトリック教会のポリシーに則り、
「病人、怪我人は助けてあげないといけない」
という哲学から、この国は昔から
「医療費は無料」なのです!
「すごーい!理想的!さすが、イタリア!!」
と思ったら、大間違いです!!
日本の諺にもありますよね。。。
「タダより高いものはない」というのが。。。
このシステムは、蓋を開けてみると。。。!?
矛盾した事が沢山あるのです。。。。
矛盾1) 「無料だけど、当日診てもらえない」
ホームドクター= Medico Curante
は、自分の担当医として決められるが、
医者は最大1500人の国民の担当を受け持つので、
1日(受診受付は大抵半日)で診れる患者は
約10-12人ですので、
「当日予約はもちろん不可能!」
風邪ひいて、具合が悪いのに、今日診てもらえない!
>>>>>>
悪化したらどうするんでしょう。。!?
矛盾2) 「無料だけど、検査は半年待ち!」
ホームドクターは、専門医ではなく、
基本的に何でも診れる「何でも屋」です。
検査や、レントゲン、CTスキャンなどの
検査道具なども一切ありません。
だから、ホームドクターのところに行って、
先生の指示を聞いて、「検査申請書」を
書いてもらってから、検査予約を入れる事が出来ます。
しかし。。。。!
検査予約も、混んでいる場合は、
「半年後の予約になります」
と言われたりするのです。。。
「検査半年後って、病気によっては
命取りになるんではないの!?」
と思いますよね。。。。!?
もし、緊急の場合は、
「私立病院で、お金を払えば、直ぐにでも
予約が取れます」
と言われるのです。。。。
この私立病院の検査料金が
半端なく「高額」なのです。。。
例えば。。。普通の血液検査で、250ユーロ!
(約30000): 公立だと、20ユーロ以内で出来る検査が。。。!
MRだと、500ユーロ!(66000)!
という驚きの値段。。。
これって、かなり「矛盾」してますよね。。。?
3) 「無料だけど、ホームドクターは予約取れないから、救急病院に行くしかない!」
結局、病気や怪我をしたら、「どこに行けばいいの?」
答えは「Pronto Soccorso: 救急病院」
に行けば、どんな病気でも怪我でも診てもらえるのす。。。。
しかし。。。。。
本当に「緊急手術」が必要な人から
「ただの捻挫」の人まで
全員「救急病院」に駆け込むので、
凄い混雑になります。。。。
もちろん、重症な患者が優先されるので、
軽傷(例えば、捻挫など)だったら、
4-5時間待ちは当たり前です。。、、
私も過去、足を捻って、「骨折かもしれない。。。」と思い、救急病院でレントゲンを撮るのに、8時間も待たされた経験があります。。。
(結局骨は折れていなかったのですが)
話せばキリがないのですが、
イタリアの「恐ろしい病院」話は
沢山あるのです。。。
昔,長男を妊娠した初期の頃、
切迫流産で、何度かフィレンツェの病院に
運ばれたことがあります。
かなり出血もひどく救急車で運ばれ,
フィレンツェ北のCareggi カレッジと言う
大きな大学病院に連れて行かれました。
私自身もイタリアの病院に連れていかれたのは
初めての事だったんです。
ちょうど金曜日の午後だったと言うのもあり、
かなり待たされました。。。。
私自身はとても不安で,おなかの中の長男が,
元気でいるのかどうかもわからないまま,
待合室で待たされ,結局、
夜になってしまいました。
すでに夕食後位の時間にやっと,
診察室に入れてくれ,
診察した先生に言われた事は。。。。
「もう今日は金曜日の夜で,
エコーを取る先生が帰ってしまったので,
とりあえずこのまま週末は入院してください。
月曜日の朝にエコーをとって,
お腹の中の子の状態を調べます。」
と言われ,おなかの中の長男が
生きているか死んでいるかもわからないまま,
三日間病室で寝かせられていました。。。
しかも,入院した先は,大部屋 6人用に
入れられました。。。。
その部屋のメンバーは。。。。
1)私の隣は今日流産してしまった
泣き叫んでいるイタリア女性。
2)私の前は中国から船で移民入国してきた
妊娠5ヶ月に入った女性で,イタリアの法律では中絶できない妊娠期間に入ってしまったので,途方に暮れている彼女。。。
3)その横は,昨日の夜,レイプされたアフリカ人女性。。。。。
「まるで残酷な映画の世界!?」
と思われるほど,
悲惨な事情を持つルームメイトばかりで,
三日間でかなりブルーになってしまった私でした。。。。
一刻も早くこの病院を出たいと,訴えましたが,
やはりお腹の中の子の為にも,
絶対安静が必要だと言われ,
月曜日を待ちました。
長く長く感じた三日間がやっと過ぎ,
月曜日のエコーの検査を受けることができました。
幸いなことに長男は,元気に育っていると言う
検査結果で,本当にホッとしたのを
覚えています。。。
午後には退院することができ,一件落着でした。
しかし,私の周りでは,イタリアの救急病院に行って,かなり待たされたおかげで、
症状が悪化し,助かるものも助からなかったと言う
事例があるので,不幸中の幸いだったと思っています。
イタリア在住の日本人の友人は,私も含め,
日本に帰国した際に,
日本の設備の整った病院にかかる人が多いのは,
やはりイタリアの病院をあまり信用していない
からなのです。
ただし,イタリアで妊娠出産を経験した私が,
すごいなと思ったのは,イタリアでは,
妊娠出産費用は
全て無料です!
検査費用から,出産入院費用まで,
全くお金を出したことがありませんでした。
もちろん出産した後も,小児科のお医者さんや,
子供の治療費等も一切かかりません。
そういった意味ではイタリアは
「医療はすべての国民に平等である」
と言う素晴らしいポリシーを持っているのは
間違いありません。
<<<<<<<<<<編集後期>>>>>>>>
今年の新年は,なんと風邪をひいて、
約1週間ベッドに寝込むことになりました。。。。
通常健康体である私は, 3年に1度熱が出る位で,
ほとんど薬など飲んだことがありません。
しかし,今年はイタリアでもインフルエンザや
風邪が猛威をふるっていて,
クリスマスぐらいから多くの人が,
病に倒れたそうです。
私も, 5日間抗生物質を飲み続けたせいか,
全く食欲がなくなり,全身に力が入らない状態が
続きました。。。。
本当に病気って辛いですよね。
今は治って元気になりましたが,最近周りから
「痩せたね?」と言われ,きっと病気をしたおかげ
かしら!?!?とちょっと嬉しく思う
今日この頃でございます。。。
皆様も,まだまだ続く寒い季節柄、
どうぞお体ご自愛下さいませ。
<<<<<<<<< オススメ情報!>>>>>>>>>>>>
****** イタリア観光の無料相談受付中!*******
これから、次の旅をお考えの貴方に!
是非、「美食&美術と歴史&買い物三昧!」のイタリア観光をお勧めいたします!
ガイドブックや、ネットでは、載っていない現地在住のフィレンツェ観光ガイドサービス代表片庭みめが、貴方の旅をコーデイネート!
イタリア5大観光都市
ローマ、フィレンツェ、ベネツィア、ミラノ、ナポリ
以外の穴場スポットまで全てオーガナイズ可能です!
まずは、メールにてお気軽にご相談くださいませ!
このメールにご返信いただくと、私代表 片庭未芽(カタニワミメ)に直接届きます。
ご相談はコチラ >>>>>>
=>firenzegaido@yahoo.co.jp
フィレンツェ観光ガイドサービスのホームページはコチラ>>>>>
=>https://guideassociation.com/website/
****** イタリア海外挙式をお考えの貴方に!*******
現地日本人ブライダルプランナーと創るイタリア挙式
ご相談から、挙式当日まで一貫して貴方だけのコーデイネーターが担当なので、安心です!
本場イタリアの伝統的なキリスト教会挙式でパイプオルガンに包まれながら。。。
または、歴史的建造物であるイタリア式宮殿挙式、さらに、開放的なガーデンを持つヴィッラからの絶景を背景に挙式など。。。
貴方に合わせたオリジナル挙式プランをご提案させていただきます!
無料ブライダル相談実施中!
(スカイプや、LINEでのアポイント制で行っております)
まずは、お気軽にこちらのメールにて、ご相談くださいませ!
お問い合わせはコチラ>>>>>>>
=>bridalflorence@yahoo.co.jp
ブライダルフローレンスのホームページで、挙式プランをチェック!>>
=>http://bridalflorence.com/
<<<<<<<<<<配信元情報>>>>>>>>>>>>>
フィレンツェ観光ガイドサービス 代表 片庭未芽 (カタニワ ミメ)
Via G Silvani 10 Firenze 50125 Italia
mobile +39-3395471163 mail: firenzegaido@yahoo.co.jp
website: www.guideassociation.com
Blog: http://ameblo.jp/myfirenze/
代表 片庭未芽(カタニワミメ)のFACE BOOK、Twitter、ブログ、
Youtubeはこちら=>>>>>>>>>
片庭みめのFACE BOOK
=>https://www.facebook.com/mimefirenze
片庭みめのTwitter(つぶやき)
=>https://twitter.com/myfirenze
片庭みめのブログ
=>http://ameblo.jp/myfirenze/
片庭みめのYOUTUBE(イタリア生映像をお届けしています!)
=>https://www.youtube.com/channel/UCBA9uUGktmChypQe1Yb4TYw
イタリア観光や、イタリア挙式に興味があるお友達に、是非、このニュースレターをご紹介くださいませ。
そのまま、転送頂いても結構です。
***********最後に****************
このメールマガジンはフィレンツェでガイドやアテンド
ブライダルコーディネートでご縁をいただきました方々、そのほかお問い合わせいただいた方方へお送りしております。もしこのようなメールが不要な場合は以下の解除リンクで配信停止いただけます。
※今後このニュースレターの配信を希望されない場合は
以下をクリックしてください。
ワンクリックで配信停止されてしまいますので、
お気をつけください。
本当に停止されますか?次はもっと面白いと思うのですが。。。。
“イタリアの「恐怖の病院」事情: 一度入ったら、2度と出てこれない!?” に対して1件のコメントがあります。
コメントは受け付けていません。