マグニチュード6、2の大地震

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ボンジョルノ!
おはようございます!

フィレンツェ観光ガイドサービス&
ブライダルフローレンス(海外挙式プランナー)

代表 片庭未芽(カタニワミメ)です。

今日も開封していただき、誠に有難うございます。

中部イタリアAmatriceの地震について

2016年8月24日 午前3時36分
イタリア中部 アマトリーチェ、アックーモリ(ラツィオ州の街で、ローマから10
0KM
離れた山間部にある避暑地)にて、マグニチュード6、2の大地震が起こりました。
世界中の報道でも取り上げられ、日本からも多くの皆さまからの、安否のご連絡をい
ただき、心から感謝申し上げます。

約5日経過した今日も、震源地付近では、余震が続き、救助隊や消防隊の救出作業を
食い止めています。本日起こったマグニチュード5の大きな余震では、アマトリー
チェの町へ入る唯一の橋が落ちてしまい、行き来を阻めていて、更に運搬作業が難航
しているとの報道です。
本日までに
死者 290人
内訳 アマトリーチェ 229人、アックーモリ 11人、
アルクアータデルトロント 50人
2500人が家を失くし、まだ行方不明者がいると言う状況です。

今回一番被害が大きかったamatrice アマトリーチェと言う町は、人口2650人の小さ
な中世の山間部の町。
11世紀の中世の町からの歴史深い街であり、有名なイタリア料理「アマトリチャー
ナ」
(トマトとベーコンのパスタ)の発祥地として知られています。

丁度今週末にはこの町で「アマトリチャーナ祭」が50周年記念で開催される予定だっ
たので、地元の人以外に多くの観光客がこの町に訪れていた矢先に起こった大惨
事。。。

ローマから遊びに来ていた一家族はお父さんを残して全員亡くなったそうです。
15歳になる長女は9月から高校生になる予定で、楽しみにしていた入学を目の前にし
て亡くなったそうです。
そのお父様が、瓦礫の山を前に呆然と立ちすくんでいる姿を見て、涙がでてきまし
た。。。

また、今回の一番最年少の被害者は、18か月の女の子で、4人家族共々、教会の鐘楼
が、崩れたために、下敷きになって全員死亡が確認されました。。。。。

全て、心の痛まるニュースばかりで、イタリア全土が追悼の念に包まれていま
す。。。
一日も早い復興を、心より祈るばかりです。

日本も「地震国」と言う事で、知られていますが、実はイタリアも「活断層が通る」
ヨーロッパ地域でも有名な「地震国」なのです。
過去イタリア内で起こった大きな地震を挙げますと:

1908年12月28日
シチリア島 メッシーナにて マグニチュード7.2 82000人死亡

1915年1月13日
アブルッツォ州マルシカにて マグニチュード 7 30000人死亡

1930年7月27日
南イタリア イルピニアにて マグニチュード6.5 1400人死亡

1976年5月6日
北イタリア フリウリ州 マグニチュード 6.5 976人死亡

1980年11月23日
南イタリア イルピニア マグニチュード6.5 2735人死亡

1990年12月13日
シチリア州南東カルレンティーニ マグニチュード5.7 13人死亡

1997年9月26日
ウンブリア州 アッシジ(聖サンフランチェスコ教会のフレスコ画もダメージを受け
る)
マグニチュード6.4 11人死亡

2001年7月17日
北イタリア アルトアディジェ州 マグニチュード5.2 1人死亡

2002年10月31日
モリーゼ州 カンポバッソ マグニチュード5.9 30人死亡
(内27人が小学生:校舎が潰れた事で、建築基準法違反が発覚)

2009年4月6日
アブルッツォ州 アークイラ マグニチュード6.3 309人死亡

2012年5月29日
エミリアロマーニャ州 モデナ(ミランドラ) マグニチュード5.9 16人死亡

この記録からも分かります様に、イタリアでは、かなりの大きな地震がおこってお
り、その範囲も、日本と同じく、北から南まで広範囲に広がって起こっているので
す。

2014年にヨーロッパ共同体のリサーチ部門が作成した地震警戒区域の地図によります
と、
イタリア以外には、
ギリシャ
バルカン半島
ブルガリア
ルーマニア
トルコ
がその警戒区域に当たっています。


これだけ「地震国」であるにもかかわらず、日本と違って、建物は「耐震性」にして
造られている所がかなり少ないのです。

イタリアは古い建物が多く、今回のamatriceも中世の頃からの歴史ある「borghi
piu’ belle d’italia」=イタリアの中でも最も美しい中世の町の一つ
に選ばれている町。

ですから、勿論古い建物は、石造りなので、耐震性とは程遠い関係にあります。
そんな中世の町に今回の様な地震が起こったら、町全部が崩壊してしまうと言う事に
なってしまうのです。。。。
しかし。。。。
地震国だから、全ての中世の建物を作り直して「耐震性」にしようとしても、「美し
い中世の町」「歴史あるイタリアの小さな町」ではなくなってしまうと言うのと、イ
タリア全土が歴史ある町作りなので、100%改造できるほどの国家予算はないので
す。

但し、今回のAmatriceの町には、2012年に改装され、耐震性の構造で建てられたはず
の小学校も崩壊してしまったのです。これは明らかに、「手抜き工事」を行ったとし
か言いようがないと言われていて、今、検察が調べに入っている所なのです。。。。
2009年のアークイラでの地震の際も改装されたばかりの「大学寮」が全部潰れて、多
くの学生が命を落としました。こちらも工事関係者と州の建築事務所の手抜き工事の
「人災」だったと
言う事で、訴訟が起こっているほどです。。。

今日、amatirice市長が、一日も早い復興を目指して、既に新市街の構築プロジェク
トを
旧市街のすぐ横に作ると言う計画を発表しました。
まずは、「住居と学校の整備、その後、商店街のプロジェクト」。


しかしその前に、まず、瓦礫の下にまだ発見されていない人の確認を至急にという指
示もありました。
イタリア全土が、チャリティーTVやボランティアなどで動いていて「助け合いの精
神」で国が一つになって応援しています。


今回犠牲になった方々のご冥福をお祈りし、一日も早い復興を心より願っておりま
す。


<<<<<<<<<<<<編集後記>>>>>>>>>

 

日本では、小学生の頃から「避難訓練」と言うのがありましたよね。

「防災頭巾」を必ず新学期から持っていて、常に、「非常時の集団帰宅」の道順など
を練習して、
時々「抜き打ち」でサイレンが鳴らされて、「避難訓練」をさせられていました。
そんな話をイタリア人の友人にしてみたところ、「さすが日本は凄いねー」
と感心されました。

 

イタリアには「避難訓練」は、学校には存在しないのです。
なので、イタリア人の友人に「地震が起きたら、まず何するの?」と聞くと。。。
「すぐに外に逃げる!」などと答えるのです。。。。
全く、「地震に対しての対策」ができていないのがイタリアです。
日本では、
机などの下に逃げる(できれば、ガスを消したり、ドアを開けるなどの逃げ口を確保
してから)
ですよね!

そして、イタリアには、各家庭で用意する「防災用品」という概念が全くありませ
ん。
「非常食」の缶パンなんて、イタリアには売ってもいませんし、
日本には良くある「防災品コーナー」なんていうのも、勿論ありません。
(と言う我が家にもないので、早速用意しようと思いました。。。)
やはり、備えあれば憂いなし!
イタリア人にも、日本人の「防災についての知識と訓練」を少し、分けてあげたら、
いいのになと思った今日この頃です。

 

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本当に停止されますか?次はもっと面白いと思うのですが。。。。
 
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