今年のゴールデンウィークはイタリアの連休と重なって大混雑
2019年5月メールマガジン
Buon Giorno!
ボンジョルノ!
おはようございます!
フィレンツェ観光ガイドサービス&
ブライダルフローレンス(海外挙式プランナー)
代表 片庭未芽(カタニワミメ)です。
今日も開封していただき、誠に有難うございます。
イタリアは4月21日に復活祭を迎え、
丁度学校の「春休み」真っ最中なので、
イタリアの「芸術の街」と言われる
フィレンツェ 、ローマ、ミラノ、ヴェネツィア、ナポリは
外国人観光客だけでなく、
イタリア人の家族連れでごった返しております。
日本もゴールデンウィークを迎えておりますね。
日本の今年のゴールデンウィークは
かなり長期休暇になるということで
たくさんの日本人観光客が海外旅行に
お出かけになっていると聞いております。
皆様はどんなゴールデンウィークを
お過ごしになられておりますでしょうか?
実はイタリアも今年は
復活祭が4月21日という日程でしたので、
4月25日の解放記念日
5月1日のメーデー
と合わせると
約2週間の連休になりました。
イタリア人も旅行好きなので、
私の周囲でもたくさんの友人が海外に出かけています。
「イタリア人はどんなところに海外旅行に行くのか?」
と質問されたことがあります。
やはり、春休みぐらいの1週間前後の休暇の場合は
ヨーロッパが好まれていて
パリやロンドン、アムステルダムが人気の都市です。
私の友人は今年の春は
ウィーン(オーストリア)
ポーランド
ブダペスト(ハンガリー)
エジプト(ビーチ沿い)
などに出かけたということです。
最近特に、イタリアでは「LCC」LOW COST フライトが大変多く
Ryanair ,
Vueling
Easyjetなど
ヨーロッパ各都市に大変格安運賃で
行くことができるようになっています。
なんと、フィレンツェ からローマに行く新幹線料金
(ベース料金で48ユーロ:約6000円)よりも
パリや、ロンドンに行くLC料金(早割で29ユーロ:4000円)の方が
断然安かったりするのです。
イタリア人は夏は海や山に避暑バカンス
に行くことが多いですが
春、秋はイタリア国内や
ヨーロッパの芸術の街に
出かける家族連れやカップルが
多くなっています。
しかし。。。。
このLCC low-costフライトにも
落とし穴が。。。。
日本語では「タダより高い物はない」
という諺がありますよね?
本当にその通りだと思います。
この low-cost便は、上手く時間通り飛べばいいのですが。。。
突然、フライトキャンセルになったりします。
しかも、予告無しだったり。
私は去年、「イタリアの郵便局が出資している」
という太鼓判の low-cost便で
フィレンツェからバーリ直行便(BARIはイタリア南のプーリア州の州都)
を予約しました。
(確か6000円もしなかったぐらい安かったのと、唯一の直航便だったので)
たまたま、出発の2週間ぐらい前に
フィレンツェ空港のフライトスケジュールを
サイトで閲覧した際に、
私の予約したはずの
フライトがどこにも掲載されていないのです。。
少し不安になった私は
コールセンターに電話してみました。
私:「すみません。私の予約したフライトが
スケジュールに見当たらないのですが」
コールセンター担当:「貴方のフライトはキャンセルになりました」
私:「え?そんな勝手にキャンセルになるの?」
コールセンター「メールで連絡させていただいたはずです。」
私:「そんなメール受け取っていませんし、
携帯電話も登録したのだから、
せめて、連絡していただいても良かったのでは?」
コールセンター:「もしご不満でしたら、
返金手続きをさせていただきます。
ただし返金は2ヶ月後になります」
全く、謝罪もなく。。。
返金されても微々たる額。。。
結局、私はアリタリア航空のローマ乗り換えの便を
購入し(2週間前だったので、正規運賃でかなり高額で)
バーリに行くことができました。
でも、後で考えたら、当日、そのまま空港に行っていたら、
その日はバーリにたどり着くことができなかったのだと思い返し、
今後は事前チェックが必要だなと
確信いたしました。
それだけではありません。
今年の3月にはローマからクロアチアの
ドブロブニク行きの直航便を
Vueling というスペインのイベリア航空の
子会社であるLCC(VUELING)で
早割で購入しました。
3月24日にローマに帰る便で予約したはずが。。。
ローマの空港に行ったら、
「24日のローマ便はキャンセルになりました。
28日の便に振り替えになっています」
とあっさり言われたのです。
24日はイタリアに戻っていないといけないと、
粘って交渉しましたが。。。
全く、聞いてもらえず。
仕方なく、4日間も滞在を伸ばして
クロアチア周遊をする破目になりました。
(でも、結果、クロアチアの首都ザグレブや、
プリトビッツェ国立公園なども
満喫できたので、逆に良かったですが)
でも、これが翌日仕事が入っていたり、
絶対にイタリアに戻らなければ行けなかったら
かなり高額の直近フライトを購入しなければ行けなかったので、
やはり、LCは「リスクが高い」と実感いたしました。
もう一つ、LCは low-costなので、
* シートが硬くて、リクライニング無し
* 機内サービスは有料で高い
* Ryanair は機内持ち込み荷物も有料!
* コールセンターも有料(しかも、10分で
10ユーロぐらいの高額な有料電話)
:ちなみにアリタリアも有料ですが
* 機内雑誌なども勿論ない
* LCの会社によっては、主要空港に到着せずに
かなり観光地から遠い空港に到着する。
(その分、遠い空港から観光地までかなり距離があり、移動代もかかる)
最近、日本からのお客様もLCCを利用される方が
多くなっているそうですが、
ぜひ、上記のリスクを考えて上手くご利用くださいませ。
<<<<<<<<<<編集後記>>>>>>>>>
先月ナポリに出張で行った時に
サンタルチア港近くの「シーフードレストラン」に
お客様と行きました。
夜にナポリに到着し、21時すぎていたので、
ホテル近くのレストランを探していて
お客様がサイト検索で「クチコミよし」で見つけられたので、
そこに行ったのです。
前菜のシーフード盛り合わせも美味しく、
雰囲気もアットホームな感じでよかったのですが。。。
パスタが出てきた時。。。。
(ウニのLinguine ロングパスタと
海の幸のシャラティエっリ手打ちパスタ)
一口食べてみると。。。。
「か、硬い・・・」
テーブルにいた全員が顔を見合わせて。。。
「これってアルデンテを越して硬すぎません?」
と全員気がついたのです。
イタリアは「アルデンテ」=歯に少し硬さが
感じられる程度に茹でること
にパスタを茹でるのが必須です。
よく、外国のパスタは茹ですぎていて、
イタリア人には「incredibile=信じられない!」
という印象なのは知られています。
ところがこのレストランのパスタは
後5分茹でてもいいぐらいの、
硬すぎだったのです。
(ロングパスタは、フォークで持つと弓上になるぐらい!)
早速、私は店員を呼び、クレームを言いました。
ところが。。。。
店員が放った言葉
「ここナポリはパスタはこうやって茹でるんだ」
と開き直ったのです。。。。
私:
「あのさ、私ナポリのレストラン100軒以上行ったことがあるけれど、
こんな硬いパスタを食べたのは、初めて。
あり得ないので、作り直してください。」
店員:
「このレストランが使っているパスタはgragnanoグラニャーノ産だから、
この硬さに茹でるのです」
私:
「gragnanoグラニャーノ産のパスタなんて、何回も食べたけど、
こんな硬いのは食べたことがない。
あなたも、食べてみたら?」
と、5分ぐらいもめましたが、店員に「作り直す」ことを説得することができました。
しばらくたって、「作り直したパスタ」が出てきたのですが。。。
食べてみると。。。。
「さっきと全然変わってない。。。」
という全員一致の意見に。。。
また、店員を呼んで、文句を言いましたが、
もう、遅い時間だったので、結局会計をすることに。
なんと、会計には、
先ほど作り直したパスタが、二皿請求されていることに
気がつきました。
憤慨した私は、すぐに店員を呼んで
「さっきは作り直してもらったんだから、
二皿請求するのはおかしい」
と主張しました。
口論になった途端に、キッチンから後2人の強面のスタッフが出てきました。
その時に、「そうだ、私はナポリにいたんだ」
ということに気がつきました。
ここはナポリだということを忘れていました・・・
ナポリはレストラン関係は後ろにヤクザがついていたりすることが多いので、
レストランを出て何をされるか不安になりました。
(実際に、2−3ヶ月前にナポリでピザ屋がショバ代を支払わなかったので、
そのレストラン全部を焼き払われています)
安全にホテルに帰るためにも、
ここは素直に支払った方が無難だと判断せざる終えませんでした。。。。
悔しいですが、仕方ないですね。。。
もちろん、
ナポリはとても美味しくて、安いレストランもたくさんあるので、
ここは「ナポリで初めて」といっていい悪いレストランでした。
今年のゴールデンウィークはイタリアの連休と重なって
大混雑レストラン選びには気をつけましょう!