イタリアに持っていくと便利なグッズ!
2019年2月メールマガジン
Buon Giorno!
ボンジョルノ!
おはようございます!
フィレンツェ観光ガイドサービス&
ブライダルフローレンス(海外挙式プランナー)
代表 片庭未芽(カタニワミメ)です。
今日も開封していただき、誠に有難うございます。
イタリアは2月に入り、
フィレンツェでも上旬は
少し雪がチラついたり
かなり冷え込みが
厳しくなっております。
日本も節分を迎えたり
そろそろバレンタインデーの
時期に入りましたね。
皆様は、今年はどんなバレンタインチョコレートを
プレゼントされたり、プレゼントしたり
するのでしょうか?
イタリアはお決まりのbaciバーチチョコ(ペルジーノ社)しか
無いので、日本のありとあらゆる種類のチョコレートが
市場に出回るのは羨ましいです。。。。
今月のメールマガジンのテーマは
「イタリアに持っていくと便利なグッズ!」を
ご紹介させていただきます。
日本からイタリアにご旅行や、
ご出張でいらっしゃる皆様は
季節にもよりますが、
「あー日本からこれ持っていけば良かった!」
とイタリアに到着してから思う事って
ありませんか?
今日はそんな日本にあって、
イタリアにない便利グッズを
ご紹介させていただきます。
1)イタリアにはホッカイロが無い!
この寒い季節にイタリアにいらっしゃる方は
必須で持ってきていただきたいのが
ホッカイロです。
「え!?イタリアにはホッカイロが無いの?ウソ??」
と信じられないくらい、
日本ではもうお馴染みの
冬の必需品ですよね。
特に日本よりも石畳の道や、
石造りの建物なので、
底冷えするイタリア。
この時期にホッカイロは
足元用と貼るホッカイロなど
必需品です。
イタリア人に
ホッカイロを見せると「何これ??」
と驚きます。
ホッカイロの袋を破って
中身を見ようとしたりします・・・
(子供のように)
そして、「さすが日本だな」と
みんな関心したりするので、
少し話題になるかもしれませんね?
実は最近薬局に「腰痛用」のホッカイロの
ような機能を持つ腰巻
が現れましたが
すごく高額で、大きいので
日本から持ってこられたほうが
安価です。
ちなみに私も日本に冬に帰国すると
大量に購入してきて、
フィレンツェの寒い冬を乗り切ることができるのです。
2)貴重品用の腹巻(もしくは首から下げる貴重品袋)
世界でも指折りの安全な国「日本」から
いらっしゃる皆様は
「こんな腹巻本当に必要なの?」
と思われる方も多いと思います。
「備えあれば憂いなし」
イタリアの代表的な観光地
ローマ、ミラノは特に
ここ数年盗難が増加傾向にあり、
その被害者となっているのは
もちろん観光客の皆様です。
カバンをひったくるという昔のような方法ではなく
最近は「知らない間に盗まれていた」
というほど、巧妙な手口のスリが多くなっています。
カバンの中には
貴重品は絶対に入れないようにしたほうがベターです。
特に「命の次に大切なパスポート」は
無くしたり、盗まれてしまったら、
ローマかミラノの日本大使館または領事館に行って
発行手続をしなくてはいけないので、
時間と労力の無駄になってしまいます。
パスポートや現金、クレジットカードを
入れるための腹巻は
イタリアでは必需品です。
3)折り畳み傘
イタリアは日本に比べると降水量は少ないですが、
やはり雨が急に降ってくることがあります。
「イタリア現地で購入すればいい」と思っていらっしゃる方。。。
イタリアの観光地では雨が降ってくると
あちらこちらからアフリカ系の黒人さんが現れ
「ombrello オンブレッロ!(傘いるか?)」と
近づいてきます。
その傘が5−6ユーロ(日本円で900円ぐらい)
で購入できるのですが
重いし、すぐに壊れてしまうので、
全く使い物になりません。
(買うだけ無駄です)
日本の傘は軽量で性能が良く、
カバンに入れておけば
急な雨でも濡れずに済みます。
特にイタリアの雨はイタリア人のように
急に激しく降り出し、
しばらくすると
晴天が戻ってくるという現象が多いので、
常に折り畳み傘は持っていた方が便利です。
「傘を持っていくと雨が降らない」という
ジンクスもありますからね!
また、夏になると
かなり日差しのきつい季節には
イタリアに売っていない「日傘」が便利です。
日本の日傘は99%紫外線を
カットするという優れものというだけでなく、
乾燥した気候なので、
日差しを遮ることにより、
体感の暑さが和らぐので、
観光中にも「熱中症」なども
予防することができて
大変便利です。
ただしイタリアでは
雨が降っていないのに傘をさすという習慣がなく
(イタリア人は夏は「日焼けするのがステイタス」なのです)
「雨降っていないよ!」と
言われたりしますが
それは無視しておきましょう。。。
(日焼けが皮膚に悪いという概念が全く無いのです)
4)ウェットティッシュ
日本はレストランや喫茶店に入ると
必ず「お水とお手拭き」
がすぐに出てきますよね。
イタリアは
お水は注文しないと出てきませんし
(もちろん有料です)
「お手拭き」を出す習慣がありません。
「え?イタリア人は食事の前には手を洗わないの??」
不潔。。。
と思われた方。。。
いえいえ、そうではなく、
イタリア人はレストランに入って
食事の前には
必ずトイレに行き、
手を石鹸で洗ってから
お食事をするという習慣になっています。
でも日本人の方にとっては
テーブルに着いて、
お手拭きを持っていれば
いちいちトイレに行かなくても
手を拭くことができますよね。
これはあると便利ですよ。
5)歯ブラシとスリッパ
日本のホテルでは
旅館でもビジネスホテルでも
1つ星ホテルでも、
必ず「スリッパと歯ブラシ」は置いてありますよね。
しかし!!
イタリアでは高級ホテルにしか
スリッパと歯ブラシは置いていません。。。
(最近4つ星クラスにも
置いてあるホテルが出てきましたが)
イタリアは日本と違って
家の中でも「土足の習慣」。
ホテルに入っても靴のままで過ごすのが平気なので
スリッパが用意されていないことが多いのです。
歯ブラシも「ホテルになかったので、どこで購入できますか?」
なんていうお客様も過去たくさんいらっしゃいました。
ホテルで歯ブラシがたまたま付いていても
「これって靴磨き?」と思うくらい大きめのブラシで
とても磨きにくかったりします。
やはり日本で旅行用の歯ブラシをお持ちいただく方が
無難です。
6)自転車のチェーン
「え?なぜ自転車のチェーンが必要なんですか?
私はイタリアでサイクリングする予定なんてありません」
と思われるでしょう。
自転車のチェーンは自転車に乗るためではありません。。。
イタリアでユーロスター(新幹線)に乗る
ご予定のある方には
絶対おすすめのグッズです。
日本と違い「盗難」が多い国イタリア。
電車で移動中にスーツケースが
盗まれる心配があります。
(滅多と無いのですが、過去、
ご夫婦で旅行されていて
奥様のスーツケースだけ
盗まれたという方がいらっしゃいました)
自分の座席のすぐそばに
スーツケースを置ければいいのですが、
とても狭く大きなスーツケースが
置けないというのと
スーツケース置き場が
車両の間にあるので、
自分の座席と離れてしまうため、
スーツケースが盗まれる不安で
落ち着いて電車の旅を楽しめませんよね。
そんな時に、
自転車のチェーン(というか軽量のワイヤー)があれば
スーツケース置き場に置いても
棚にチェーンで締めたり
二つのスーツケースをチェーンで繋いで置けば、
流石に盗まれる心配はありません。
安心して電車の旅を楽しむことができるグッズとして
皆様におすすめしています。
まだまだ書き出せばキリがないほど
「日本から持ってくると便利なグッズ」は
ありますが
今日はこの辺でおしまいにしておきますね。
ぜひ、次回のイタリアご訪問の際に
ご参考にしていただければ幸いでございます。
<<<<<<<<<<<<<<編集後記>>>>>>>>>>>>>
今日はイタリアが日本と違い
土足の習慣(家の中でも)
というお話をいたしました。
日本では
家に帰っても、
どこかの飲み屋さんでも
靴を脱ぐという習慣が
昔からありますよね。
イタリア(というか欧米では)
靴を脱ぐというのは
「ズボンを下ろす」ぐらい
抵抗のあることだというのを
最近気がつきました。
よく、電車の移動の際に、
日本人の方は、
靴を脱いでリラックスする
ということがありますよね?
去年、電車の隣に乗っていた
イタリア人女性が
「軽蔑の眼差し」で、
「この人たちの育ちがわかるわ。。。」
とボソッと言っているのを聞きました。。。。
確かに、イタリア人で電車の中で
靴を脱いでいる人は
見たことがありません。
「郷に入れば郷に従え」という通り
皆様も欧米でのご旅行の際には
靴を脱ぐという行為は
あまりこちらの人にとっては
良い印象でないので、
公共の場では避けた方が
いいかもしれません。
私の姉の子供(甥っ子)が
昔こんなことを言ったのを
覚えています。
「イタリアでは玄関で靴を脱がないんだよ。
靴のまま、家に入ってくるんだよ」
と話したところ
目を丸くして
甥っ子
「えー?靴のまま、家に入って怒られないの?」
私
「怒られないよ。
みんなそうして家の中も靴を履いているの」
甥っ子
「じゃあ、寝るときも靴を履いたまま寝るの?」
と聞き返され
大笑いしたことを思い出します。
流石に靴を履いたまま寝ませんよね。。。