ミラノ万博2015年は大混雑&大パニック!

イタリアは、10月に入り、増々寒さが増して参りましたが、
秋晴れの良い天気の時は、トスカーナ地方のブドウ畑や、オリーブ畑のお散歩は、大変気持ちのいいものです。

皆さまはいかがお過ごしでいらっしゃいますか?

今日のイタリア情報トピックは。。。。

今年、2015年イタリアのビジネスの首都といわれる
Milanoミラノで行われている
「ミラノ万博 EXPO 2015年」に行ってきました!

今年のミラノは、この万博の御陰で、大変観光客の数も鰻登りで、町のあちこちが混雑しております。。。

このミラノ万博のテーマは
「「地球に食料を、生命にエネルギーを」
Feeding the Planet, Energy for Life

サブテーマ
「食料の安全、保全、品質のための科学技術」
Science and technology for food safety, security and quality
「農業と生物多様性のための科学技術」
Science and technology for agriculture and biodiversity
「農業食物サプライチェーンの革新」
Innovation in the agro-food supply chain
「食育」Dietary education
「より良い生活様式のための食」Food for better lifestyles
「食と文化」Food and culture
「食の協力と開発」Cooperation and development on food


2015年5月1日-10月31日(184日間)
の日程で、世界148か国参加という、かなりの大規模な万博会場で開催されております!

ですので、今月は最後の万博開催月なのです!


(ちなみに入場料は、一人39ユーロ)

イタリアでは、景気復興を願って開催された万博ともあり、
多くのイタリア人(イタリア全国から)が、毎日詰めかけています。

まずは、入場するのにも、かなりの行列(セキュリティーチェックが厳しいのです)

入場してからも、どこのパビリオンも、入場するのに、凄い行列なのです!

中でも、一番人気のバピリオンは「日本館」なんですよ!

何処の国のパビリオンよりも、よく作られていて、「さすがテクノロジーの国日本!」という注目を浴びているのです!

朝一から入場しても、既に6時間待ちの行例と言うほど、人気の「日本館」は、余りにも待たされた怒り狂った入場者に、日本人の係員の人が、「殴られそうになった。。」などと言う話もありました。。。。

日本館だけではありません。

主催国である「イタリア館」=palazzo italia
は、最新のマテリアルを使用した建物で、なんと、「光化学スモッグや、公害物質を吸収する新素材」を使った、とてもモダンな建物なのです!

コチラも、入るのに、4時間待ち。。。。

どこもかしこも、人気パビリオンは、長蛇の列。。。
(まるで、ディズニーランド状態です!)

殆どの入場者は、イタリア人家族連れや、カップルでしたが、
余りの人の多さにゲンナリするほどでした。。。

イタリアのニュース番組でもこの行列の長さには、指摘していて、「予約制を取り入れる??」などの話も出てはいましたが。。
結局何も取り入れなかったようです。。。

 

ですので、この一日しかないミラノ万博日を有効に使うには。。。

世界各国の「美味しい伝統料理」を堪能するしかない!
(パビリオンに並ばなくても、各国の伝統料理のレストランや、屋台は、アクセスできるんです!)

と言う事で

私達は、ベトナム春巻き 2個で8ユーロ
メキシコのタコス 小3個で12ユーロ
ベルキーのポテトフライ 1個 5ユーロ
タイのマンゴスチンジュース
韓国料理セット 25ユーロ
最後に、日本のレストラン街にて、
京樽のすしセット10貫 20ユーロ
COCO壱番のカレー 13ユーロ
その他、飲み物、デザート、などなどを。。。

と朝から、晩まで、食べまくりました!!

二人で150ユーロは一日で食費として使ってしまいました。。。

でも、その分、かなり歩いて消化したと思います。。。

一日人混みを歩いて、足はパンパンに、とても疲労感を感じる一日でしたが、
イタリアでの万博開催なんて、もう、一生に二度は見ることはできないことですので、とても、価値のあるものでした。

と言う事で、今月一杯開催されている、
ミラノ万博のご報告でした!

次は、カザキスタンが開催国だそうですよ。


>>>>>>>>編集後記>>>>>>>>>

最近、狩りが解禁されて、狩猟の時期が始まったというお話を前回いたしましたが、
実は、私の主人とその親族は、全員「cacciatore=
狩人」なんです。。

ですので、1月までの狩猟時期は、我が家の冷蔵庫は。。。
「森の動物達」の死骸冷蔵庫となります。。。

冷蔵庫を開けると。。。

牛乳や、ジャムが見えなくなるぐらいに
ツグミ
ブラックバード
野兎
野鳩

が。。。。。

「キャー!」

つい、そんな可哀想な死骸を見ると、娘と私は叫ぶのですが。。

息子は、やはり、父親の血を引いているのか、全く平気なのです。
それどころか。。。。

過去に小学校のイタリア語の宿題で

「以下の文章を完成させなさい」
という問題で

問題1:シルビオ君が、学校の帰りにけがをした小鳥を見つけました。

「この後の文章を自分で考えて、完成しなさい」
という宿題でした。

普通だったら。。。。

「怪我を手当てして、逃がしてあげました」

などと書くはずですが。。。

な、な、なんと、うちの息子は
「家に小鳥を持って帰って、
羽をむしって
焼いて食べました」

と書いたそうです!

私が、「なんで、そんな残酷なこと書いたの??」
と叱ると。。。。

「だって、家ではいつも、皆で羽をむしって、ローストにして食べているじゃないか!」
と主張されました。。。

そうなんです。

大家族である私の主人のファミリーは、
何かのフェスタの時は、狩ってきた小鳥を暖炉で焼いて、
お客様に振る舞うのが、しきたりでもあるのです。。。

日本では考えられませんが!!

と言う事で、息子としては、
日常茶飯事の事を当たり前のように、書いたそうなので、
確かに間違ってはいなかったのですが・。。。