美術好きご夫婦のフィレンツェ美術鑑賞観光満喫の二日間
1月8・9日 埼玉県よりお越しの鈴木様ご夫妻
担当:フィレンツェライセンスガイド 芹澤クニコさん
絵画・宗教美術がお好きでお詳しい奥様と、
丁寧に芸術鑑賞を楽しまれているご主人のお二人で、
ドキドキ、わくわくがいっぱいのフィレンツェ芸術めぐりの2日間でした。
1月8日 午後半日観光3時間コース
まずはウフィツィ美術館。
年末年始のヴァカンス週間がすぎ、
空いているので落ち着いて、
じっくり作品を鑑賞できます。
近代西洋絵画の父ジョットの「荘厳の聖母」が堂々と出迎えてくれます。
巨匠たちのあの名作を間近に見ることができて感激!
続いて サンタクローチェ教会へ
フィレンツェにある一番古い「最後の晩餐」。キリストが磔にされている「生命の木」も見る者に迫ってきます。
そして、サンタマリアノヴェッラ教会へ
鮮やかなトルナブオーニ家礼拝堂にため息。
そして、サンタマリアノヴェッラ教会付属修道院の修道士たちが1200年代に創業した、サンタマリアノヴェッラ薬局へ。入った瞬間から、独特のハーブ・ポプリの香りに包まれます。
観光終了。
1月9日 一日観光 7時間コース
めずらしく、霧が立ち込めた朝でした。
ここ数日この冬一番の冷え込みです。
まずは、サンマルコ教会へ。
天使のような画家といわれたフラアンジェリコが
装飾をてがけた修道院美術館。
ドメニコ会修道士たちが寝起きしていた僧房のひとつひとつにも、
キリストの生涯のエピソードが清らかに描き出されています。
2階の僧房へと続く階段を昇ると、なんと目の前に現れるのは、
フラアンジェリコの「受胎告知」!!!
眺めているだけで、心が洗われるよう。
ちょっと足を延ばして サンティッシマ アンヌンツィアータ薬局へ
お店の紋入りオリジナルバッグもオシャレです。
そして、サンロレンツォ聖堂へ
メディチ家の力と重みを感じます。
大聖堂広場
寒空の下でも、大聖堂入場の長い行列があったので、外観のみ見学。
スペツィエリア パラッツォヴェッキオで、片庭さんおススメのプロポリスのどスプレーを入手。
オーガニックレストランでランチ。
あつあつのポタージュスープで体が温まりました。
午後の一番は、サンタマリアデルカルミネ教会のブランカッチ礼拝堂へ
マザッチョの「楽園追放」 柱に描かれていたんだ!と驚き。
ルネサンス幕開けを告げる力強い筆致で、
聖ピエトロの物語が展開されます。
そして、ピッティ宮殿 パラティーナ美術館へ
ラファエロが大好きな奥様。
日本での展示会でご覧になった「大公の聖母」に再会。
ラファエロ作「ベールを被った女性の肖像」 優雅で素敵ですね。
所狭しと、宮殿内の壁じゅうに絵画がぎっしり展示されています。
そしてそこには10点ものラファエロ作品がさりげなく展示されてます。
観光終了
また、大好きな作品に出合いに是非いらして下さいね。お待ちしております。
担当ガイド 芹澤
お客様からの感謝のメール
芹澤様
フィレンツェでは、本当にありがとうございました。夢のような時間を過ごすことができました。
主人もフィレンツェをとても気に入り、来年もこの時期に考えております。
その際は、芹澤さんまたよろしくお願いいたします。
(芹澤さんの、おすすめ 「受胎告知」 がとても気になります。ぜひ見たいです)
フィレンツェの良さを芹澤さんが 予想以上にしてくださいました。感謝いたします。
ありがとうございました。
昨日バルセロナより帰国いたしました。 フィレンツェより日本の方が寒い気がします。・・・
季節がらご自愛くださいませ 鈴木浩子