TRATTORIA OMERO(トラットリア オメロ)
フィレンツェ地元人が愛する伝統的なトラットリア(少しランクの高い):旧市街の喧騒から離れてオリーブ畑、トスカーナ丘陵地を眺めながらのランチは最高です!
ミケランジェロ広場の裏の高級住宅街にあって、タクシーで行かなければいけませんが、
それなりの価値ありです!
とにかく、外観からは想像できないゆったりとした空間を持っているレストラン。
ここでのオススメは、トスカーナ料理ですが、「ビステッカ アッラ フィオレンティーノ」はお墨付き!
レストラン内は半分以上が地元人という、超ローカルでレアなスポットです。
(特に週末は地元の人たちがフェスタなどをやっていると予約一杯になりますので、要予約です)
ほとんど旧市街にあるレストランは、観光客用となっている現在は、やはり少しタクシーで郊外に出た方が
美味しいローカルフードが楽しめるんです!
フィレンツェ旧市街からはタクシーで15−20ユーロで来れますよ。
店内に入ると、一見「食料品屋?」と思われるぐらい
生ハムや、チーズが並べてある空間です。この生ハムが絶品なのです!!
こちらが、住宅街の一角にあるオメロヘの入り口。
本当にこんなところに景色の良いトラットリアがあるの??という感じですよね。。。!
イタリアは、入り口からは、中の様子が判断できないレストランが多いんです!
レストラン詳細
レストラン名 | trattorira omero(トラットリア オメロ) |
---|---|
住所 | Via Pian dei Giullari 47, Localita Arcetri (Firenze) |
行き方 | フィレンツェのパノラマスポットであるミケランジェロ広場(展望台)から更に奥の丘を越えた高級住宅街であるpian del giullari(ピアンデルジュッラリ)。の一角で、外からは一見食材屋にしか見えない、分かりにくい場所です。フィレンツエから歩いてはいけないのでタクシーで行く事をお薦めします!! |
電話番号 | +39.055.220053 |
営業時間 |
昼12:30-15:00、 夜19:30-23:00 |
定休日 | なし |
予算 | ランチ 30-40ユーロ、夕食50-70ユーロ |
サイト | http://www.ristoranteomero.it/ |
お店の雰囲気とお薦め料理
フィレンツェの街のパノラマヴュースポットであるミケランジェロ広場から更に丘を越えた
高級住宅街pian del giullari (ピアン デル ジュッラーリ)。
ここに住む地元のセレブ達が昔から愛用するトラットリア「omero」オメロは、
フィレンツェの喧騒から離れて、トスカーナの田園風景を眺めながら、
地元伝統料理を堪能したいという方にはもってこいの場所です。
お店を入ってすぐに、「生ハムの森」といわれる程の大量のprosciutto(生ハム)が
天井からぶら下がっているのは見所です!
トラットリアといってもやはり高級住宅街にあるので、お値段はそんなに安くはありませんが、
高級レストランとはコンセプトが違って、よりいい食材を探求しているので、
アットーホームな雰囲気で、味に間違いはありません。
外観は、このように、こじんまりとしていて、間口が狭いので、一見食事処には見えません。
特に入口には沢山の食材が並んでいて、地元の人はこの食材だけを買いに来る方もいるほどです。
でも、中に入ると奥行きがあります。
入口には沢山のレストランガイドブックや雑誌等の評価を得たステッカーが貼ってあるので、お墨付きの印です!
なんといっても一番最初の見所はこちら!prosciuttoの森といわれる大量の生ハムが、
ぶら下がっていて私達を迎えてくれます!
ここは特にエアコン入れていませんが、丘の上にあるという立地条件と、
石造りの古い建物の一階部分に位置する事から、一年を通して一定の温度と湿度を保っているので、
生ハムの好い熟成庫にもなる空間なのです!
まずは、私達を生ハムの好い熟成した香りが迎えてくれます!
生ハムだけではありません。ここは季節の食材をたっぷり使っているので、
新鮮なお野菜や果物が色とりどりに陳列してあって、デザートなども、
ウェイターさんがここから直接取り出して、盛り付けをしています。
奥まで行くと、やっとレストランらしい空間が広がってきます!
特にここの大きめの窓からは、美しいオリーブ畑やブドウ畑の典型的なトスカーナの田園風景が一望できるのです!
フィレンツェの旧市街から離れて、緑に囲まれた落ち着いた雰囲気でお食事をしたいという方にはお薦め場所です!
此方が、レストランの窓から見える田園風景、すぐ目の前は広大なオリーブ畑です!
テラス席もあるので、シーズンになるとテラスでお食事する事も可能です!
お食事の際には必ずイタリアにはテーブルにパンがサービスされます。
通常、ここフィレンツェは塩の全く入っていないpane toscanoという固いパンが出てくるのですが、
ここはその他にカリカリに薄く焼いたschiacciatina(スキアッチャティーナ)という
お煎餅の様なパンが出てくるのです!
これが焼き立てで、とても香ばしく美味しいので、お食事の前にこればかり食べてしまうと、
せっかくのお料理が食べられなくなってしまうので要注意です!
メイン料理と、一緒に付け合わせで頼んだのが、「fritto misto」季節の野菜のミックスフライです。
カルチョーフィ(アーティーチョーク)は地中海を代表するお野菜で、チューリップの様な形をしていますが、
タケノコのように皮をむいて中の黄色い柔らかい部分のみを調理します。
鉄分たっぷりで貧血気味の女性の方にはピッタリのお野菜です!
その他に黄色いのがズッキーニのお花のフライ!カリッと上がっていて、サクサクとして食べやすい天ぷらで!
此方が、フィレンツェを代表する bistecca alla fiorentina ビステッカ アッラ フィオレンティーナ(フィレンツェ風ティーボーンステーキ)です!
フィレンツェ特産のキアーナ牛という、白い牛のティーボーンをかなり厚く切って
(正統派のステーキの厚さは男性の指二本分の厚さに切ります!)
炭火で表面を軽く焼いただけ!
中はほぼレアの状態で食べるのがこの焼き方のコツです!
日本のステーキと違って、霜降り牛ではありませんが、赤身肉でも、
このキアーナ牛の持つ独特のお肉の美味しさを堪能できるお料理です。
味付けはとてもシンプル!
ステーキソースですとか、たれなんていう邪道な物は付いてきません!
塩と胡椒とオリーブオイルのみというシンプルな味付けは、このお肉の持つ美味しさを十分堪能するためです!
このステーキは一人一つ注文するのではなく、何人分のステーキというオーダーで、
大きなステーキをみんなで分けて食べるという注文を取ります。
なのでウェイターさんが、目の前で焼き立てのステーキを切って分けてくれます。
此方がお皿の上に置かれたステーキの切った部分です。
中は、血も滴るぐらいにレアに焼けた美味しそうなお肉が見えています!
とても柔らかく味のあるティーボーンステーキはフィレンツェを代表するお料理です。
フィレンツェ風ティーボーンステーキには、トスカーナの赤ワインがとても合います!
今回注文したのは、シエナの南オルチャ渓谷の先にあるモンテプルチャーノという古代の街近郊で作られる
「vino nobile di montepulciano」=モンテプルチャーノ産の貴族の為のワイン」。
その名の通り、中世のころ、このワインをローマ法王に献上したところ
「これは、百姓や一般人が飲むのは勿体無い!貴族の為だけに作られたワインだ!」
と絶賛したことから、この名前が付いたそうです!
キャンティワイン程タンニンが強くなく、まろやかな、それでいてしっかりとしたコクと味は、
このトスカーナのお肉料理にはぴったりなのです!
ここに来たら、この生ハムの森と記念撮影は絶対です!
このレストランのメニュー一覧表
(季節によってメニューは変わりますのでご了承くださいませ)ランチメニュー(2012年春夏)
Antipasti
- Salumi misti toscani con crostini
トスカーナ前菜盛り合わせ
- Prosciutto di cinta senese
シエナ豚チンタの生ハム
- Pinzimonio di verdure di stagione
季節の野菜
- Culatello di zibello (parma)
パルマの名物生ハムクラテッロ
- Fetta al cavolo nero
トスカーナ野菜黒キャベツ
- Carciofo violetto con pecorino e menta frescaアーティーチョークとペコリーのチーズトミント
- Mozzarella e pomodoroトマトとモッツァレッラチーズ
- Sott'olio misto野菜オイル漬けミックス
- Bresaola rucola e parmigiano
ブレザオラとルッコラとパルミジャーノチ
Specialita della Casa
ここのスペシャルメニュー
- Cervello di vitella fritto
牛肉の脳みそのフライ
- Pollo fritto alla fiorentina
フィレンツェ風鶏肉のフライ
- Tagliata di manzo con rucola
牛肉のグリルとルッコラ
- Pollo schiacciato alla griglia鶏肉のグリル
Contorni
- Spinaci bollitiホウレンソウ煮込み
- Fagioli bianchi toscani all'olio toscano
白いトスカーナ豆とオリーブオイル
“TRATTORIA OMERO(トラットリア オメロ)” に対して1件のコメントがあります。
コメントは受け付けていません。