フィレンツェ ガイドご紹介 : 中村喜代美 ナカムラキヨミ
1)ごあいさつ
こんな田舎生活をしている私ですが、私の大好きなトスカーナの魅了を、少しでも多くの方に伝えられた らと思っています。
はじめまして、中村喜代美と申します。
トスカーナのブドウ畑の広がる田舎で、イタリア人の夫と姑と三人で暮らしています。
2008年からト スカーナ州フィレンツェ県で公認ガイドの仕事をするようになりました。 よろしくお願いいたします。
学生時代、人前で話すのが大の苦手で、学校でも先生に指されないようにいつも下を向いていた私が、
卒業旅行をきっかけにイタリアの文化と言語に興味を持つようになりました。
その後、仕事帰りにイタリ ア語学校に通いながら、イタリア語の勉強に励みました。
そしてイタリアへも語学留学の夢に向かって貯金をし、ついに夢が実現したものの、
念願のイタリアで暮 らし始めたら、イタリア語が話せない、聞き取れないという現実に突き当りました。
自分の意思が伝えら れるようになったのは、留学して半年過ぎたころからでした。
イタリアの魅了にどんどん引き込まれて 行った私ですが、
父が病気を患ったことをきっかけに日本へ引き上げることにしました。
日本で仕事を始めたものの、イタリアへの想いがいつも心のどこかに残っていました。
結局再奮起して、 今度はイタリアの大学に入学します。
イタリア人の学生に囲まれて過ごした大学生活は思った以上に大変でした。
特にこちらの学科試験は口頭 が主となりますので、暗記は全く通用せず、
理解したことを自分の言葉で伝える必要があります。
勉強法 が完全に間違っているので変えるよう助言を受けたり、人生初の学科試験に落ちるという経験を繰り返し ながら、
何とか卒業します。卒業論文のテーマは”音韻学、音声学からみたイタリア語と日本語の比較”でし た。
結局語学教師の職には就きませんでしたが、大学での経験は翻訳、通訳の仕事をするにあたってとて も役に立ちました。
その後外国人留学生が通うフィレンツェのアートスクールで秘書兼通訳の仕事を経て、
2008年フィレ ンツェ県の観光ガイドの資格をとり、現在は、通訳、ガイドの仕事をしています。
以前はフィレンツェに住んでいましたが、結婚をきっかけにトスカーナの田舎で生活をするようになりま した。
電車でフィレンツェに通っているというと皆様に驚かれますが、芸術の宝庫フィレンツェの活気と
喧噪に満ちた”動”の刺激を受けながら、喧噪を離れた田舎で豊かな自然に囲まれた”静”の生活を楽しむというスタイルは、
私に合っているようです。
ちなみに我家の最大のイベントは、毎年親戚を呼んで行うブドウの収穫です。
毎年愛情がこもったワイン が出来上がるのが楽しみです。 また夏になると、凧揚げが大好きな夫に付き添って、
キャンピングカーでイタリア国内の凧揚げ大会に出 かけています。
こんな田舎生活をしている私ですが、私の大好きなトスカーナの魅了を、少しでも多くの方に伝えられた らと思っています。
2)経歴
1962年 東京都小金井市生まれ
1985年 法政大学社会学部社会学科卒業
1985年ー1987年 テレビ局東京支社勤務
1988年/1989年 シエナ外国人大学にてイタリア語上級コースを修了
1989年/1997年 大手旅行会社東京支店にて内勤業務、海外添乗員業務
1997年 フィレンツェ外国人大学イタリア語上級コース修了
1997年から イタリアにて通訳、翻訳業務
2003年 ペルージャ外国人大学イタリア語教職コース卒業
2006年/2008年フィレンツェアートスクールにて秘書業務
2008年から 通訳、翻訳、フィレンツェ観光ガイド
3)実績
- NHK衛星放送イタリア旅番組、フジテレビ報道番組のコーディネーター
- 辻料理学校、ペルージャ訪問時の通訳
- 日本クリーニング業者、ウンブリア州工場見学の通訳
- 日本ゴーカートメーカー、DESENZANOの工場訪問通訳
- イタリア貿易振興会とマルケ州オーガナイズ、靴展示会の通訳
- ウンブリア州フォリーニョのイタリア料理フェスティバル”プリミ ディ イタリア”にて料理通訳
- イタリア貿易振興会オーガナイズ、日本視察団のウンブリア州セラミック工場見学の通訳
- ライオンズクラブオーガナイズ、アッシジ聖フランチェスコ大聖堂における噴水除幕式の通訳
- MICAM, MIPEL, LINEA PELLE、PITTI UOMOなどの展示会の通訳
- トスカーナ植物鞣し組合のホームページ翻訳
- イタリア人有名デザイナーのホームページ翻訳
中村さんのガイドライセンス免許(上記写真)
4)資格
- イタリアトスカーナ州公認フィレンツェ県日本語、イタリア語ガイド
- 日本交通大臣認定 旅程管理主任者資格
- イタリア語教師