可愛いTRULLIのアルベロベッロの町観光

南イタリアで最近特に人気のアルベロベッロの街は、「御伽の国」のような可愛いトゥルッリの街

プーリア州の観光名所「Alberobello」アルベロベッロの街は、本当に小さな可愛らしい街。

世界遺産に指定されている旧市街は、半日もあれば徒歩で観光できてしまうぐらいの大きさです。

この独特の円錐状の形をしたTRULLIトゥルッリは、このアルベロベッロの街だけではなく、周囲の田園地帯にも

見ることができる伝統的な家造り形式です。

「なぜ、こんな不思議な形をしているのか??」という質問がありますが

実は、この円錐状の屋根は、マルトなどで、固められていない、石を重ねただけの大変簡単な造りをしています。

「崩れて来ないの?」という疑問ですが、さすが昔の人の知恵は素晴らしいですね。。。

円状(アーチ型)に積み重ねていくことによって、より重石を上からかけることによって、さらに強度が増すという

自然の法則をうまく利用した作りになっているのです!

1500年代からこのような家造りが始まったのは、その頃の税制で「家の大きさ」によって、税金が決められたので、

「税関員」が調査しにくるという知らせを聞いた住民は「すぐに壊せる屋根の家」を建設し始めたのが始まりというお話です。

屋根がなければ、家と認められないので、税関は税徴収をできなかったそうです。。。。

今も昔も、南イタリアの人は、「ずる賢い」と言っても過言ではないですね!!

一日観光 アルベロベッロ お薦め行程プラン

ガイド料金:

一日観光 7時間;66,000円

半日観光3時間 33,000円

1)ベルベデーレテラス「Terrazzino Belvedere 」

このテラスからは、アルベロベッロを分ける二つの地区リオーニモンティrioni Monti アイアピッコラ Aia Piccolaの間にあり、高台のテラスなので、トゥルッリが沢山ある絶景を見下ろすことができます!

2) リオーネモンティ rione monti地区

地図で見ていただくと、左下のリーネモンティ地区から観光を始めます!

ここでは、まず、

chiesa di sant'antonio 聖アントニオ教会を見学します。

1927年建立された新しい教会ですが、trulloトゥルッロの形をした珍しい教会です。

内部は色鮮やかなフレスコ画と彫刻で飾られています。

この地区では観光客のショッピング通りにもなっているので、お買い物も楽しむことができます!

3)アイアピッコラ地区 aia piccola

この地区は、観光客よりも地元の人が居住している地区になります。

お土産物屋さんも少なくなり、歴史を感じる古の雰囲気が残るスポットです。

ここでの必見スポットは>>>>

il trullo svrano トゥルッロ ソヴラーノ(2階建ての大きなトゥルッロ)

他のトゥルッロは殆どが1階建の所に、木造で屋根裏部屋を作っているところが多いのですが、

この大きいトゥルッロは、ちゃんと2階に上がる石造りの階段があったり、中庭があったりするサイズの大きい住宅になっています。

入場料がかかりますが、当時の様子を再現しているので、一見の価値ありです!

casa pezzolla カーサペッツォーラ

15軒のトゥルッリが一緒になっている珍しい家です。

アルベロベッロでおすすめランチ!プーリア州の郷土料理

1)プーリア州といったら、有名な「orecchiette」オレッキエッテ=耳たぶの形をしたパスタです!

ショートパスタですが、モチモチしていて、弾力があり、トマトソースにもブロッコリーにも合います!

2)プーリア州の前菜はたくさんの種類で食べきれないほど!!

オリーブオイルでも有名なプーリア州は、美食の街と言われ、チーズ、野菜、お肉などの郷土料理をちょっとずつ

味見できるのが、antipasto です。

でも、頼みすぎると、パスタが食べれなくなるほど沢山出てきますので、ほどほどにしておきましょう!

3)taralli タラッリは、プーリア独特のパンです!

イタリアの他の州と違って、プーリアの特殊なパン(というか、クラッカーのような感触)は

タラッリという名前で、写真(上)の、パンの上にある丸い形をした食べ物です。

おやつにも食べられますし、お食事と一緒にも食べますが、しょっぱいので、お食事が来るまで

つまみで食べるのがいいでしょう!

アルベロベッロtrulliについての秘密!

トゥルッリの屋根に書いてある不思議なマークに気がつかれましたでしょうか?

とても大きく「落書き」にしては、ちょっと綺麗すぎる文字のようなシンボルです。

実は、これには、時代やその大家さんによって色々な意味のシンボルがあるのです。

ユダヤ教時代のシンボル、キリスト教時代のシンボル、星座や占命のシンボルなど・・・・

要は、「魔除け」のようなものだと言われてもいます。